2022年度 保護者の寮宿泊体験記

北予備の直営寮では2ヵ月に一度、保護者の方に寮生と同じ仕様の部屋にお泊まりいただいて寮生活を体験していただく「寮宿泊体験制度」を設けています。
今年度もコロナ禍ではありますが、細心の注意を払い、保護者の皆様にお泊りいただく機会を設けています。
初めて親元を離れてのお子様の生活に、不安になられる保護者様も少なくないと思います。北予備はそんな受験生の保護者様にも寄り添います。
ここでは、その制度をご利用いただいた保護者様のナマの感想を一部掲載しております。

山口校〈専心寮〉 N・Kさん(山口・野田学園高校卒)のお母様

 11月半ばになって初めての入寮体験です。実際に来てみて、もっと早い時期から来ておけばよかったと思いました。昨晩の夜学習の時間に、その日の日誌を見せていただきました。先日の保護者会の時にも最近の日誌を読んだのですが、春に書いた文章と異なり、息子の成長した姿を感じることができました。不合格体験記では、何とか文字数を埋めようと同じ内容を、言葉を変えて繰り返しているなぁと思いました。今の日誌では、その日できたこと、できなかったことを、問題の傾向を分析して今後どのように対策していくかを記しています。授業で教えていただいたことを吸収していきたいという気持ちが表れていました。教科以外で文章を毎日書く習慣があることで、小論文を書く時にも抵抗がなくなると思います。
 昨晩の夜学習の見学では、後ろ姿を見ていても「今、集中できていないのでは?」と心配になる時間もありました。質問をしに行く予定だと聞いていたので、順番を待つ間落ち着かなかったのだろうか、長い時間の中、集中できない時間もあるだろうなと思いました。寮に帰ってからの学習時間、今朝の学習時間では、集中している様子が窺えましたので、安心して帰ります。
 浪人生の男子寮、どんな感じなのかなとは思っていましたが、皆さん髪も短く清潔感があり、礼儀正しく良い印象を受けました。通学では得られない環境です。予備校内も寮内も温度管理をきちんとしており、全てが快適に整えられた環境で、勉強だけに打ち込むことができるのは羨ましいなぁと思います。温かく栄養バランスのとれた美味しい食事も楽しみであり、癒しになります。寮生の「ごちそうさまでした。」と明るい声が爽やかでした。
 職場の先輩方の勧めで、北予備で、寮で、と決めましたが、やはり良かったと思います。先生方、寮長さん、職員の方々、最後までよろしくお願いします。

小倉駅校〈大志寮〉 K・Yさん(大分・別府鶴見丘高校卒)のお父様

 夕食時の談笑は束の間、このピリッと張り詰めた空気に、私自身も背筋が伸びました。大志寮生スローガンが読み上げられ、ペンを走らせる姿に、熱く込み上げる感情がありました。
 約30年前、私は北九州予備校『秀友寮』にて1年間を過ごしました。秀友寮は、2階建ての木造アパートで、寮母を兼任する寮長と13名の寮生、計14名での生活でした。授業を終えたら一目散に門限目指して帰寮し、そそくさと入浴と夕食を済ませ、4時間の夜自習をこなしていました。決められた時間に就寝し、決められた時間に起床し、そそくさと朝食を済ませて予備校へと向かう毎日でした。そんな日々にタイムスリップしたかのようでした。
 私は本日、18時に入寮しました。夕食(ビビンバ、チヂミ、お吸い物)を息子や寮生と頂き、今夜の夜学習を共にしています。夜学習の冒頭に、中村寮長が規則正しい生活を送ることの大切さ、またそれを何時も継続する難しさと必要性を話して下さいました。
 寮長の、当たり前に来る日々を当たり前に過ごす事がどれだけ難しい事か、しかし寮に身を置く事により、当たり前に過ごせているのだと教えて下さいました。この話を聞いた時、スローガンにある「①努力は実る、②目指せ全員合格、③継続は力なり、④保護者に感謝します」という全ての言葉の大切さに熱く込み上げるものがありました。
 現役で合格する事は本当に素晴らしいですが、このような環境でたった一つの「合格」という目標に向かって過ごす日々は、更に有意義であると改めて感じました。今回の入寮体験によって、何年にも渡り継続されてきた北予備のゆるぎない寮運営に、一保護者としてただただ頭の下がる思いです。
 当たり前の日々と一生懸命に向き合い、努力を継続する事で、来春に大きな力を生み、大志寮生全員が合格を勝ち取ると信じています。そして、大志寮寮長様、寮母様、スタッフの皆様へ笑顔で恩返しができることを祈念しております。

山口校〈専心寮〉 M・Tさん(山口・高水高校卒)のお父様

5月、8月に続いて3回目の寮宿泊となりました。寮内の設備環境やスケジュールも大体把握した状態での宿泊で、安心して訪れることができました。
 寮宿泊の時もそうですが、荷物等を届けに来た際も、寮長さん、寮母さんが温かく丁寧に対応して下さいます。息子もその温かさに安心して生活できていることを改めて感じ、嬉しく有難く思います。
 今回は土曜日の宿泊でしたので、夜学習は寮内食堂で参加させて頂きました。週末で疲労も溜まっている状態かもしれませんが、一人ひとりが各々の課題に取り組む姿は、前回前々回と同じでした。以前も感じた事ですが、この学習時間があってこそ、学校での授業で理解できたことが定着すると思います。どれほど素晴らしい授業を受けても、受けっぱなしでは半減します。確かな学力・確かな自信を維持するため、最高の環境で取り組める「第二の学校」があってこその「北予備」だと再認識しました。
 と言いますのも、8月下旬からのリフレッシュウィーク期間中の息子の姿と対比して、寮での学習時間の質の高さを思い知らされたからです。少しでも寮での学習環境に近づけようと、勉強道具以外は何も無い部屋で、親や中学生の娘も一緒に勉強に取り組みました。最初は集中力を維持できていましたが、何日か経過すると段々慣れから緩んで来ました。やはり、寮内で寮生皆さんが作り上げているあの空気は、家庭内では安易に作れるものではありません。入寮から7ヶ月近く経った現在も、高い集中力で臨めるのは素晴らしいです。
 共通テストまで2ヶ月余り、後期試験まで4ヶ月、専心寮で過ごす中で、昨年とは桁違いの集中力で寮生皆さんが歓喜の春を迎えられることを楽しみにしています。
 この度も貴重なご縁を頂き、有難うございました。

東京校〈東京学寮〉 U・Tさん(神奈川・桐光学園高校卒)のお母様

東京学寮に入寮し、7ヶ月が過ぎようとしています。この間の息子の様子を見ていると、ずいぶん成長してきたように思います。元々口数の少ない子でしたが、ようやく対等に話もできるようになってきました。寮では毎日、日記を書いているとのこと。先月、毎月予備校から送られてくる通信に息子の夏の様子が記された文を読み、毎日の出来事を自分の言葉でまとめる訓練が、親子の会話の中にも活かせているのかなと実感しました。自分の思いや考えを日々記すことは、毎日の出来事を整理することにもなります。自宅で浪人していたら出来なかったことでしょう。
 また、毎日2食、寮での規則正しい栄養満点の食事ができることも、息子にとって苦手克服の財産になりました。母親としては失格なのですが、高校卒業までに食事の好き嫌いをなくせず、寮生活に不安が残っていました。特に野菜嫌いが心配でしたが、野菜たっぷりの中華丼も全て食べていました。
 次に学習面について、夜学習は静かに勉強されていて、仲間と一緒に勉強できる環境があることは息子にとって良かったと思います。高校3年間はのんびりと過ごしていて、コロナ禍では自宅学習やオンライン授業で大学受験がとても心配でした。また、将来どのような進路に向かいたいか、何を学びたいかといったことも、充分に話し合えなかったと反省しています。受験で不合格の時は正直、苦手科目が克服されないと合格は難しいと思っていたので、浪人して1年間でどのくらい成績が上がるかが合格の決め手だと考えました。そのために日々勉強が大切になってくるので、同じ目的を持った同士がすぐ近くにいる環境はとても貴重だと考え、息子自らも入寮したいと言ってくれたので、一歩踏み出すことができ、安心して家から送り出すことができました。
 今日、実際に入寮体験し、選択は誤っていなかったと思い、ペンを走らせています。

博多駅校〈飛梅学寮〉 T・Cさん(福岡・福岡中央高校卒)のお母様

 2回目の入寮体験に来ました。変わらず優しく寮長さんと寮母さんが迎えてくださいました。久しぶりに娘と顔をあわせて話し、お互いの近況を話しました。娘も明るくなり、不安や悩みを電話してくる娘とはまた違う顔をしていました。 夕食時、ほんの少しだけのお菓子を生徒さんに差し入れましたが、食堂にわざわざ娘の名前を貼って、配膳の時に生徒さん達が自由に取れるようにセッティングしてくださっていました。夕食時にわざわざお礼を言いに来てくれる生徒さんもいて驚きました。
 リフレッシュウィーク後の娘の「栄冠の日々」を読ませていただき、一学期とは変わった娘を垣間見ることができました。一学期は「さびしい。」「成績があがらない。」と悩みの多い文章でしたが、今回は悩みながらも、加来チューターや講師の先生方に悩みや勉強方法を聞きに行ったりと、とても行動的になっていました。これも加来チューターの的確なアドバイスのおかげです。とても感謝しております。
 3日後には防衛医科大の受験がせまる中、娘も真剣に夜学習に集中していました。急に寒くなり、体調を崩していないか心配する中、娘は今日も夕食を完食し、夜学習は半そで半ズボンで頑張っていました。これも、寮長さんをはじめ、飛梅学寮のスタッフのみなさんのおかげと感謝しております。
 共通テストまであと残りわずかですが、この勉強できる最高の環境に感謝しながら、北予備生全員が本番で全ての実力が発揮できるように祈っています。私もこの入寮体験で刺激と元気をもらい、真剣な生徒さん達の顔を忘れないように、しっかりと応援していきたいと思います。

熊本校〈ひのくに寮〉 O・Kさん(兵庫・淳心学院高校卒)のお父様

2ヵ月ぶりに子供の顔を見ましたが、元気そうで安心しました。子供の部屋には、目標や行動について、自分に言い聞かせるような張り紙がありました。話してくれる内容も、授業が分かりやすいとか、勉強方法の事など、あまり勉強に身が入っていなかった現役の頃(つい数ヵ月前ですが)とは相当変わったようです。何より、毎日の寮生日誌「栄冠への日々」の長文を書いているのを見て、人間変わるものだと感心しました。
現役の時は、本当に勉強していませんでした。本人は何とかなる、と言っていましたが、予想通り何ともなりませんでした。家から通うやり方ではうまくいかないと思い、寮があるところを選ぶように言ったところ、北予備に行きたいとのこと。ネットで調べた中で一番厳しいからここがいい、ということでお世話になることになった次第です。本人が選んだ環境で、本人が望んだ通りに自分の行動を変えることができ、目標を達成できれば今後の人生にとって非常に素晴らしい経験になると思います。まだ2ヵ月ですが、本人はとても手ごたえを感じているようです。ぜひこのまま勉強を進めてもらいたいと思います。
今回の宿泊体験で、寮長さんと寮母さんが色々なところで子供達に声をかけてくださり、日常の様子を見ていただいていることがとてもよく分かりました。また、長い夜学習があるにも関わらず、その休み時間にも多くの生徒が問題に取り組んでいる様子が分かりました。やる気を出して、維持していくには最高の環境だと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(一部抜粋)

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