【2024入試】久留米大学医学部医学科解答例を公開!

英語

[設問ごとの特徴]
[総評]
[問題形式・問題量・出題内容]

昨年度の設問形式が踏襲されている。分量にも大きな変化は見られない。

[難易度]

第1問は昨年度以上に難易度が高くなっている。多くの受験生に未知の語彙が見られるが、不正解の語彙が分かりやすいために消去法を使えば正答率は上がる。第2問は論理的な整合性に気をつければなんなく取り組める話題である。第3問は昨年同様の難易度、数年前よりも明らかに解きやすくなっている。第4問は昨年同様平易な内容であり、空所と内容一致共に易しい。第5問は獣医に関する話題で理解しやすく問題も標準。第6問は昨年度とほぼ同様であるが、英語要約では詳細を省き、まとめるべきポイントの方針を決める力が必要。日本語要約も同様だがこちらの方が内容的にもかなり易しい。

[受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)]

〔1〕(1)・(3)・(5)は難解だが、文意さえ把握し、諦めなければ全て消去法で解答できる。ある程度の正解はほしい。

〔2〕平易な問題であり、両方正解が望ましい。

〔3〕英文の内容理解を前提にすれば、(1)はSVの可能性を場合分けしていく中でhow節を手掛かりにすれば解答できる。ただし、文意をあまり理解していなければ文法的にはあっていても不正解となってしまうので注意が必要。(2)は等位接続詞andを手掛かりにすれば後半から答えは完成する易しい問題。(3)も等位接続詞andとis needed to Vと不定詞、between A and Bに着目すれば簡単に解答できたはず。(4)は久留米の整序問題の典型パターンのコンマにまず着目すれば、分詞構文の挿入であることが分かり、形容詞節の先行詞が単数、healthyが形容詞であることなどの簡単な品詞の理解で解答できる。

〔4〕昨年と同様のレベルで、かなりの高得点が要求される。

〔5〕内容一致文選択であるが、(2)のcompellingの意味以外はそれほど迷う箇所はないだろう。

〔6〕上述の通り、解答に組み込むべきポイントが増えているので、取捨選択を行わないと指定字数に収まらない。 ★昨年度と同様の高度な読解力・語彙力が要求されており、〔3〕(整序英作文)のレベルが年々易しくなってきているので、〔2〕〔3〕〔4〕〔5〕でどれくらい失点を抑えられるかが合否の決め手となりうる。

数学

[設問ごとの特徴]
[総評]
[問題形式・問題量・出題内容]

全問穴埋め形式である。
問題量,計算量は適切であった。
数学Ⅲ分野からの出題が多く,極方程式を取り扱うものもあった。
大問4(1)はの公式を使うと,即解決できる問題であった。

[難易度]

標準的なレベルの問題が中心である。
大問4は,絶対値を含む積分計算が要求され,大問5は,問題を正確に読み取る力が必要であり,受験生にとっては手強かったと思われる。

[受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)]

複数の分野を含む融合問題が多いため,全分野ムラなく学習し,力をつけておかなければならない。
全問穴埋め形式であるため,確かな計算力を身につけよう。
また,大問5のように問題の意味を理解する力も必要であり,基礎が身についた後,演習に重点を置くことが大切である。

物理

[設問ごとの特徴]
[総評]
[傾向・特徴・問題形式]

穴埋め問題型による記述式問題で,問題量は大問3題,小問が24題だった。

[問題量・出題内容・難易度]

1 (8),(9)は問題文から糸の長さと棒の長さが一致することを確認する必要があった。
2 (7)は計算が複雑だった。
以上の3題がやや難だったといえる。

[受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)]

全体的には,例年より易化している。

1 (8),(9)や,2 (7)を後に回し,合格点を確保した上で,残りの3題に落ち着いて取り組めるとよかった。

化学

[設問ごとの特徴]
[総評]
[傾向・特徴・問題形式]

・昨年度と同様の形式である。
・大問数も昨年度と同じ。
・第1問が小問集合,第2問が理論化学,第3問が無機,第4問は有機だった。  化学の全分野からバランスよく出題されていた。

[問題量・出題内容・難易度]

・第2問がかなり難しい。かなり演習量を積んでいないと歯が立たないだろう。
・第3問は水素化物イオンや水素化ナトリウムを知っているかどうかがポイントである。また,ナトリウムが体心立方格子であることや周期表が第7周期まであることを理解しているかがポイントとなる。そして,金属の単体の融点の高低に関する記述も難しい。

[受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)]

・合否のポイントや差のつく問題は,上記の難易度の欄を参照して欲しい。
・また,第2問の(2)は下線部に燃焼後の温度の記載がないが,300 Kとして解くしかないことなど,条件設定が曖昧な点も久留米大学を受験する上で対応しなければならない。

生物

[設問ごとの特徴]
[総評]
[傾向・特徴・問題形式]

基本的に昨年と同様,大問4題,記述式,生物と生物基礎からの出題がみられた。数値を答える問題はあったが,計算問題といえるほどではなかった。 論述は30字,50字,50字で昨年より字数が減少した。(昨年は50字,25字,100字,100字)

[問題量・出題内容・難易度]

問題の分量は昨年並みで,時間内で十分解答できる量であった。
内容については,昨年同様,分野融合の大問が見られた。
全体的に平易な設問が多く,昨年よりやや易化している。

[受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)]

基本的な用語や知識を問う問題と知識を応用した問題が見られる。
まずは基本的な知識を,正確に丁寧に身に着けることが必要である。
応用問題の中には実験考察やデータの読み取りを必要とするものもあり,これらが合否を分けると思われる。

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