【2024入試】産業医科大学医学部医学科解答例を公開!

英語

[講評]
■設問ごとの特徴
■全体的な特徴
◇問題形式・問題量・出題内容

【傾向】 問題形式や出題内容は概ね例年通りであるが、長文の分量が昨年度よりも多くなった。説明問題が1つ減った代わりに空所に文を補充する問題が増えた。説明問題は解答の該当箇所を見つけるのにそれほど苦労はしないであろう。

【問題形式】
[1] 長文中の空所補充問題(記述式)。空所は12箇所。
[2] 論説体の長文読解:1. 下線部と意味が近いものを選ぶ 2. 和訳 3. 指示語説明(100字) 4. 内容合致問題[選択肢全ての正誤判定]
[3] 論説体の長文読解:1. 空所文補充(6箇所) 2. 内容説明(80字) 3. 和訳 4. 内容合致問題[選択肢全ての正誤判定] 
[4] 自由英作文:100語程度

◇難易度

標準〜やや易

◇受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)

[1] イディオムは(エ)(ク)(サ)のみで、他は文法・文構造・文脈理解を問うものばかりである。読解力・文法力重視へと変わりつつあることがうかがえる。

[2] 1. 下線部にも選択肢にも難しい語句はない。 2. 3つあるthat節の処理が鍵。1番目と3番目のthat節はsayingの目的語である。 3. 直前の内容をまとめれば良い。 4. 昨年度に続き◯✕の判断が比較的しやすく、迷う選択肢はないであろう。

[3] 1. 空所文補充で選択肢は共通なので、入れやすいものから順に入れていく。(ア) (D)のThat namingは直前の引用符の部分を指している。(イ)直前で企業の責任(responsibility)について述べている。(ウ)次の段落の冒頭にthose standardsという語句がある。(エ)直前で情報が手に入らないことに対する苦情を述べている。(オ)直前で「時間が大切だ」と述べている。(カ)本文の最後なので、結論としてふさわしいものを選ぶ。 2. 解答根拠は第4パラグラフ(Murthy acknowledges that ~)にある。alsoがあるので内容は2つである。 3. 難しい箇所は全くないであろう。 4. 昨年度に続き◯✕の判断が比較的しやすかったため全問正解を目指したい。

[4] 昨年は「やる気のない学生にどうやって教師はやる気を出させるか」という、受験生ならたいていの人が共感を覚え、比較的書きやすいテーマであったが、今年は国際社会の対応というやや堅いテーマが出題された。環境やSDGs(Sustainable Development Goals)にかかわるトピックを勉強していれば、フェアトレードの推進などという論点を思いつくかもしれないが、日頃から社会問題に対する意識を持っていないと書きにくいかもしれない。

[全体] [1]、[2]、[3]で大きな差はつかないと思われるので、[4]でどれほど得点を上積みできたかが、合否を分けることになるだろう。

数学

[講評]
■設問ごとの特徴

第1問
[単位,比の計算] (やや難)

第2問
(1) [整数] (やや難)
(2) [整数] (標準)
(3) [区分求積法] (標準)
(4) [対数関数] (標準)
(5) [二項定理] (標準)
(6) [複素数平面] (やや平易)
(7) [媒介変数表示,回転体の体積] (やや難)
(8) [速度,道のり] (やや難)
(9) [空間ベクトル] (やや平易)
(10) [確率] (やや平易)

第3問
[平面図形] (標準)

第4問
[軌跡,領域] (標準)

第5問
[群数列] (やや平易)

■全体的な特徴
◇問題形式・問題量・出題内容

 1,2…穴埋め3,4,5…記述

問題量が多く,設問ごとの難易の差が激しい。第1問に単位に関する設問があるのが特徴的である。

◇難易度

やや平易~やや難であり,設問によって難度が大きく異なる。

◇受験生へのアドバイス(合否のポイント、差のつく設問など)

全分野ムラなく標準~やや難レベルの演習を十分に行う必要がある。単位に関する設問が続いているので練習しておく必要がある。

物理

[講評]
■設問ごとの特徴
■全体的な特徴
◇問題形式・問題量・出題内容

大問3題で、出題内容・量ともに適切だった。バランスもよかった。

◇難易度

入試標準レベルであり、適切だった。

◇受験生へのアドバイス(合否のポイント、差のつく設問など)

受験者の実力を見る良問が出題されている。入試標準レベルの問題をバランスよく繰り返して学習するとよいだろう。7割程度解ければ合格できるだろう。

化学

生物

[講評]
■設問ごとの特徴
■全体的な特徴
◇問題形式・問題量・出題内容

大問3題で構成されており,選択問題・論述問題がバランスよく出題されている。医学部らしい,肺の葉の数などを問う人体の細かな知識を要求する問題も見られた。

◇ 問題量・出題内容・難易度

問題量,難度ともに標準的なものになっており,受験生の学力が反映されやすい入試問題になっている。出題範囲は,主に動物生理に絡んだ内容になっており,進化に関わる出題も一部で見られた。
出題内容は,これまでの実験考察中心から知識問題を織り交ぜた出題になっており,バランスのよい構成となっている。

◇ 受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)

医学の内容に偏った知識も要求されるが,そのような細かな内容に問わられることなく,標準的な学習を心がけてほしい。動物生理が主題となりやすいが,ヤマを張らずに全単元の網羅的に学ぶようにしよう。

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