英語

講評
設問ごとの特徴

全体的な特徴
問題形式について
全体としては昨年度とほぼ同様であるが、前期試験と同様、長文にはパラグラフ番号が振られるようになり、設問もパラグラフを指定するものが増えた。
問題量について
昨年度と同様である。
出題内容について
英文読解の内容自体は昨年度と同様、平易で読みやすいものであった。どの設問も解答根拠となる箇所はわかりやすいため、比較的間違えにくい。また、日本語の表現力自体は、昨年度・一昨年度と同様それほど要求されていない。英作文は昨年度と同様の自由英作文であった。
難易度について
〔1〕・〔2〕は解答根拠となる箇所を見つけやすい。ただし、「日本語で答えよ」「英語で答えよ」という指示に気をつけないと思わぬところで失点してしまう。
〔3〕は、昨年度と同じ自由英作文であるが、前期試験で出題されたものよりも比較的書きやすいテーマであり、かつ、建築に関するものなので、工学部受験者は取り組みやすかったものと思われる。
合否のポイント、差のつく設問について
全体的に標準であるため、高得点が必要になるであろう。どの設問も、基礎をきちんと固めている受験生にとっては、楽に高得点がとれると思われる。
次年度受験生への対策コメントなど
今年度も全体的に標準であったが、その分ケアレスミスが許されないため油断はできない。自信を持って解答できるようにするには、英文をたくさん読んで英語でコンパクトに要約し、自分の意見を英語で述べる練習をしておくと良い。また、社会情勢にまったく関心がないようだと、自由英作文を書く際のネタを思いつかないということになりかねないので、ふだんから新聞の社会面などにきちんと目を通しておくこと。
数学
〔1〕

〔2〕


〔3〕

〔4〕

〔5〕


講評
設問ごとの特徴

全体的な特徴
問題形式・問題量・出題内容・新課程の内容
各設問とも,誘導・ヒントが与えられてはいるが計算量が多く,解答時間は足らない。少ない情報から推測するのは,かなり困難。
〔5〕(3)(4)のような見慣れない設問は,戸惑うだろう。
難易度について
〔1〕・〔前期よりも,かなり難しくなっている。
〔1〕(3)は,s,t の消去に手間がかかる。
〔2〕(2)は,多項式 yn の推測と帰納法による証明に苦労する。
〔5〕(3)の zn の推測は,手掛かりが見つけにくい。
これらは全般的に難しい。
今年度受験生へのコメント(合否のポイント、差のつく設問など)
どの問題も完答にまで至らなかった受験生が多いだろう。
〔3〕〔4〕で,ある程度の得点を確保して,〔1〕〔5〕の(1)および(2)まで解きたい。
手が付けられる分野から始められるかどうかで,差がつくだろう。