【2024入試】昭和大学医学部(I期)解答例を公開!

英語

講評

昨年同様、文法・語彙問題15問という形式。昭和大は基礎問題と受験レベルを超えた奇問が並ぶのが特徴的である。今年は問4 system「身体」と問13 the world is A’s oyster「なんでもAの思うがままだ」が特に難しかった。一方で、問2・ 5・ 7・11・14・15などは基本レベルの問題で、ミスなく得点したい。

講評

生物の体内時計について論じた英文。問1ではパラグラフの整序問題が問われた。パラグラフごとのテーマの取り方や、パラグラフのつながりを日頃から意識しておく必要がある。

講評

従来のものとは異なる種類の偽薬について論じた文章。注釈が多くついているので、読む上での苦労は少なくすんだはずである。問2の空所補充は、前後の語との関連を意識する必要があるが、概ね頻出表現が問われていたので、落とさず得点しておきたい。問3の英文和訳は後置修飾を丁寧に訳すことと、最後のthey doが具体的に何を表すのかを考え、和訳に反映させることが大事。問5の文法上の誤りを指摘する問題は苦手とする受験生も多いが、文法・語法の知識を余す所なく使って、注意深く読むようにしよう。今回はattribute A to Bの形に気づけば、「ここでのtoは前置詞だから後ろは名詞がくる」と判断でき、誤りのある単語を解答できる。問7の要旨をまとめる問題は、設問から本文で拾っておくべき内容を事前にチェックし、該当箇所をまとめるよう心がけると良いだろう。

[総評]

 文法/語彙・長文2題という形式は昨年と同じ。大問1で一部難問が出ているが、基礎レベルの問題も多数ありそれらをどれだけ正解できるかがポイントになる。また、大問2のパラグラフを並び替える問題や、大問3の要旨をまとめる問題は、解答に時間がかかるだろうが、これらの問題で得点を稼げるかどうかが合否の分かれ目になると思われる。正答率65%程度が通過ラインとなるだろう。

数学

[講評]
設問ごとの特徴
  1. [漸化式,数列の和の計算]  (標準)
  2. [図形と計量,空間ベクトル] (標準)
  3. [図形と計量,体積] (やや難)
  4. [場合の数と確率]  (標準)
全体的な特徴
難易度

典型的な問題,およびそれをアレンジした問題ではあったが,時間内に処理するのは少し難しいかと思われる。教科書から幅広く出題されており,今回は図形を扱う問題が目立った。特に3の(4)は(3-2)が立体の断面積となることに気づかないと難しい。

受験生へのアドバイス(合否のポイント、差のつく設問など)

問題の流れを大問の全体を通してつかむ問題が多いので,設問の数が多い問題を演習しておこう。また,教科書の分野の融合問題が多くあった(2は三角比,三角関数,ベクトル。3は三角比,計量,積分(数Ⅲ)など)ので,公式の利用の仕方を意識して解くことが大切である。

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